2010年07月23日

古今、拡大経済のゆくえ

お早うございます。
モトイです。

今日の皆さんに神の平安がありますように。

 「三成に 過ぎたるものが二つあり 島の左近に 佐和山の城」という歌があります。石田三成の家臣であった島左近が当時の人たちにどのように思われていたのかが分る興味深い歌です。三成は浪人中の島左近に、自分に仕官するように懇願したと伝えられています。それでも仕官を固辞した左近に対し、当時近江の国4万石の領主であった三成は、自分の石高の半分の2万石を与えるからと言って左近を説得したそうです。島左近は石田三成のこのような振る舞いに感激して仕官を決意したそうです。

ところがこのことを聞いた秀吉は三成に、それでは財政面で苦しくなるのではないかと質問したそうです。それに答えて三成は、秀吉に仕えていればいずれ日本中が秀吉の支配下になり、さらには朝鮮、明国と、次々に領土を広げて行けるので、自分も近江4万石で留まる訳ないと言って秀吉を喜ばせたそうです。当時の支配者たちの領土拡大の意欲が伝わる逸話です。
      
実際に安土桃山時代の景気は、応仁の乱以後約120年間の戦乱で疲弊した社会に安定が訪れ、空前の好景気だったようです。良い悪いは別として、破壊と生産が程良く調和した戦争経済による好景気だったと言えるでしょう。

以下の記事の内容は、その当時の大名と庶民の経済活動の底力を示す一例です(「歴史群像」4月号―「朝鮮出兵」渡海作戦 成功した戦国の海上補給―p.159-160):

(引用はじめ)
 豊臣政権にとって、兵員・軍需物資の大量海上輸送は九州征伐・小田原征伐で実施経験済みのことである。豊臣政権が起こす軍事行動は、「経済戦争」と言ってもよい総力戦的性格と有しており、後方補給兵站業務は、動員された諸大名が各自に行う体制から、諸大名が供出する人員・軍需物資を中央から派遣された奉行衆が統括する運営体制に転換されてきていた。
朝鮮渡海でもその原則が適用されていくわけであるが、諸大名の兵員・正面装備は依然各自で輸送の手筈を整えるべき義務であった。そのため、特に実際に渡海する西国大名は造船を励行し、領内の廻船・海民の掌握に努めて各自「船手」の充実を図った。例えば、加藤清正は領内に二百石船一○○艘分の櫓・帆柱を準備し、航《かわら》(和船の船底構造材)五○艘分の据付《すえつけ》(建造準備)を命じている。黒田如水・長政父子は、その加藤清正が船手強化のために招致した瀬戸内海の能島《のしま》海賊衆が豊前中津を通過する際に制止し、自分の家臣に召し抱えてしまっている。
それでも足りない分は、瀬戸内海や上方の民間廻船が雇用されることになった。その要求に応じられるだけの廻船が国内航路に存在したことが、この時期の日本の経済的繁栄を示すものともいえよう。
(引用終わり)


 この記事によると当時の状況は、戦争のために国内経済が刺激され大変な好景気になっていたようです。御上(秀吉)の意向に沿うために諸大名は争って船をつくり人を雇いました。その経済効果は造船や船員だけにとどまらず、社会の隅々にまで及んでいました。

しかしこの戦争経済は秀吉が死んだことにより終焉を迎えます。領土を獲得することなく終わった拡大経済は、次なる拡大の原資が無くなり、諸大名を経済的に疲弊させただけで終わってしまったのです。

領土拡張戦争が秀吉の時代の経済刺激であるのなら、現代の拡大経済の経済刺激は何でしょうか。

「エコノミック・ヒットマン」の著書、ジョン・パーキンスは、人々の貪欲な消費活動がその刺激であると言います。アメリカ(世界企業群)の世界支配のために海外援助を推進する民間会社で働いていた彼は、援助のために返って貧富の差が拡大し、相手国がアメリカの奴隷となる手助けをして来たと著書の中で告白しています。そしてその仕組みを「悲劇が繰り返されるシステム」と呼び、その行く末を以下のように予言的に語っています(「エコノミック・ヒットマン」p.6-7):

(引用はじめ)
 世界帝国建設を推進する動きの中で、企業や銀行や政府(これらの集合体を「コーポレートクラシー」と呼ぶ)は経済的・政治的な力を利用して、教育や産業界やメディアがこの誤った認識と必然的結果の両方を支持するように努める。その結果として、現代人の文化は際限なく貪欲に燃料を消費する巨大機械と化したかのごとき状況にまで陥ってしまい、行き着く先はといえば、目につくものはすべて消費して、最後には自分自身を飲み込むしかなくなってしまうだろう。
コーポレートクラシーは陰謀団ではないが、そのメンバーたちは共通の価値観と目標を持っている。コーポレートクラシーのもっとも重要な機能のひとつは、現状のシステムを永統させ、つねに拡大し強化することである。「成功者」の暮らしや、豪華なマンションやヨットや自家用ジエット機といった彼らを飾る品々は「消費、消費、消費」と私たちを駆りたてるためのモデルとして示されている。物を買うのは私たち市民の義務であり、地球の自然を略奪することは経済にとって良いことであり自分たちの利益になるのだと、なにかにつけて私たちは思いこまされている。
(引用終わり)


 私たち現代人でも、かつての植民地主義が大国のエゴであることぐらいは分っています。しかし、現代の拡大主義が私たちの貪欲な消費活動によって支えられていることはあまり理解していないのではないでしょうか。

パーキンス氏の言うとおりこの貪欲さは私たちと私たちの社会全体を飲み込んでしまいます。その一つのあらわれがサブプライムローンの勃興でしょう。人々は拡大主義の楽観によって住宅を転売し、需要の過熱を期待してマネーゲームに興じました。住宅価格の崩落後に残されたものは、天文学的に膨れ上がった借金の山です。

人の欲によって私たちの社会は遅かれ早かれリセットを強いられるでしょう。その時に台頭するのが聖書に預言されている世界的なリーダー、反キリストであり、その時新しく導入されるのが黙示録13章に預言されている世界統一キャッシュレス電子通貨システムです。

私たちはすでに、聖書の預言している世の終わりの時を生きているのです。

私たちにいま必要なのは、この世を乗り切るための経済的な知恵でも、助けを得るための人脈でもありません。この世を堕落させてしまった私たちの罪を悔い改め、救い主である神、イエス・キリストによって神と和解をすることです。

あなたはすでにこの方との関係を持っていますか。

あなたがキリスト者なら、今日もこの方との関係を第一とし、全てのことにおいてこの方との交わりを深めましょう。この方こそ私たちの砦、私たちの希望の光です。

あなたがまだこの方との関係を持たないのなら、今すぐイエス・キリストを信じ受け入れることを強くお勧めします。あなたの人生において最も重要な決断は、先延ばしにしないでいま実行してください。








神と人の本当の関係.WAV




 (「あなたが救われるためには?」:http://kirisutoinochi.seesaa.net/article/114496759.html








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posted by モトイ at 05:00| 千葉 ☀| Comment(9) | TrackBack(0) | 終末のしるし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
モトイさん、皆さま、おはようございます!
ほんとうですね…一旦街に出ると、バーゲンとか、本日限り、とか、ものを買わそう、買わそうとする看板がいっぱいですね。流行を見てたらきりがないですよね。
神さまに与えていただいたものをずっと大切に使う生活をしたいです。
Posted by ゆう at 2010年07月23日 08:06
ゆうさん、いらっしゃい。

肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢...第一ヨハネ2:16の警告に有る世にあるものへの欲求を、この世の人々は際限無く追い求めていますよね。

ほんと、それらを見ていたらきりがないです。

私たちがまず見つめるべきは、神である主イエスです!

ジーザス万歳!
Posted by モトイ at 2010年07月23日 08:59
こんにちは〜☆

実際に、今、わたしも既にキャッシュレスに近い生活をしています。

クレジットカードでマイルを集め、そのマイルをWAONカードポイントに換え、タダで買い物してます。

今、お得なポイントってたっくさんあって、そのポイントの恩恵にはすごいあずかってるのですが・・・。
その分、個人情報(嗜好や行動)はばればれっすね。(^^;

WAONカードの電子マネーはどういう形で危険なものへと変化していくんでしょうね??
今のところお得感満載ですが、将来的にはカードではなくやはり手首にチップという時代になるのでしょうか??

家と洋服やわずかな食料と必需品はあっても、光熱費や税金等払えないと暮らしは維持できないでしょうし、差し押さえや犯罪者として逮捕等の可能性もあるかもだし、地上ではすごい悲惨な事は事実ですね。

お医者さんの友人で健康管理は維持できたとしても、体力精神力がダメージでしょうね。

そうなると、霊的に救われているという希望だけ、天国への望みだけが生きる希望になりますね。

高齢者や病気がちな人等は辛そうです。
本当に主の再臨を必死で毎日願う日々になりそうですね。

このキャッシュレス時代は、モトイさんはケイキョ後だと思われますか??
Posted by じゅり at 2010年07月23日 12:14
じゅりさん、いらっしゃい。

私はきっと携挙後だと思います。しるしは黙示録13章ですし、黙示録が編年的に書かれているならその前に大戦争やら地上と海の三分の一の破壊やら中東和平やらが来ます。大艱難前期でも中期でも、しるしよりも前に携挙があるとする説だと思います。

その時には、そのしるしを警戒するのが残されて悔い改めたクリスチャンだけで、他の人々は便利さゆえにホイホイとしるしを付けるのだと思います。あまりにも便利なゆえに、しるしを避けるクリスチャンを人々は変人か犯罪人扱いするでしょうね。今だってSuicaとかワオンとか、ほんとに便利ですもんね。
Posted by モトイ at 2010年07月23日 16:00
モトイさん、そうですよね、わたしも実は携挙は大艱難前じゃないのかな〜となんとなく思っていました。

そのしるしってやはり手首にチップでしょうか??
ピアスをつけてる人達のようなライトな感覚になるのでしょうか。
ピアスつけたりタトゥーを入れたりが抵抗ない人はチップもないのかもですね。

電子マネー化されたら、買い物もひとりひとりが手首を機械の前でかざすんでしょうね・・・。
お見舞いや結婚式のご祝儀なんかも袋には詰められないので、贈る人と受け取る人がお互いの手首のICチップを近づけて入金するのかもですね・・・。携帯の赤外線通信のように・・・。
もうその牛術できてそうですね。
芸能人やニュースがこぞってあおるのでしょうか・・・。
最終的には、そのチップはすごい病気の元になるようですね?

ちなみに、わたしが携挙が艱難前とする根拠の御言葉は、以下のとおりです。

「神を敬う人々が取り去られても悟る者はない 正しい者は災いの前に取り去られて平安に入るからである」イザヤ57:1〜2
Posted by じゅり at 2010年07月23日 22:42
わ〜お!
じゅりさん、イザヤ書の御言葉を感謝します。

私も大艱難前携挙説をとりますが、その御言葉は根拠としては思いつかなかったです。すんばらしい!

しかも一つ前の章の最後を見れば、「見張り人は盲人」であることや、滅びのときに際して「強い酒を浴びるほど飲もう。明日も今日と同じだろう。もっと、すばらしいかもしれない。」と言っている人々が出てきます。正しく携挙前の情景です。

私が根拠としていたのは例えば・・・

ノアが箱舟に入った日が洪水の7日前だったこと・・・

モーセの姉のミリアムがモーセを非難してライ病にかかり、7日間会衆から追い出されて荒野で過ごしたこと・・・

主イエスが天で行われる過ぎ越しについて言及していること・・・

地上の過ぎ越しの祭りの最初に過ぎ越しの食事が取られ、その後7日間、種無しパン(悩みのパン)を食べること・・・

それと、地上の祭司の就任式が7日間かけて行われ、その間祭司は天幕から出られないこと・・・

などです。

他にもこまごまとしたことがあげられますが、とにかく大艱難前に携挙はあると思います。

誠実な聖書研究の立場からの反対意見はためになるので聞いています。でもそれでも大艱難以前に携挙があると思います。(残されるキリスト者も出てしまうと思います。)

だからと言って携挙以後(と思われる)預言を研究しないことは、大変な惑わしのひとつだと思っています。

いずれにせよ、いつもしっかりと主イエスにつかまっていなきゃですね。
Posted by モトイ at 2010年07月24日 09:02
わぉ〜!
色々御言葉からの根拠があるのですね!?
ノアの箱舟は実はわたしも昨日ふと思わされました。

イザヤ書の御言葉は聖書を毎日順番に読んでて発見させられた箇所なのです。
えっ?これって携挙の事じゃ〜ん!って思いました。

正しいもの=信仰によって義と認められた者
災い=大艱難
取り去られ=携挙
平安=天国

と解釈したのですが〜・・・☆

ところで、もうすぐかも知れない??携挙之準備、何をすればいいのでしょうか?

わたしが今のところ示されてるのは、

1へりくだる事
2悔い改める事
3赦す事
4隣人に福音を伝える事

なのですが、モトイさんは?

あと、白い衣が信仰者に与えられる天国行きの洋服ですが、
その白い洋服、夢の中で与えられ??ました。

詳しくはよかったらココをお読みくださいませ〜。m(__)m
天国での礼拝の様子??でしたが、初めての経験で聞いた事も見た事もこの時点ではなかったです。

http://blogs.yahoo.co.jp/juria1224/58222577.html
Posted by じゅり at 2010年07月24日 14:20
コメント出てこ〜い☆ってね♪
Posted by じゅり at 2010年07月24日 18:08
じゆりさん、いらっしゃい。

良いですねー、夢でも語られるなんて。私は夢をおぼえてないなぁ。見てるらしいのだけど...。また夢の記事もアップして下さい。

私は携挙に際して示されてるのは、へりくだりと哀れむことかな。あと、自分を放棄して主に委ねること。これがなかなか難しいw。

天国での賛美礼拝はさぞ素晴らしいことでしょうね。夢でも良いから垣間見たいなぁ。
Posted by モトイ at 2010年07月26日 23:42
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