2009年11月09日

自ら助くる者を助けない天

 私が聖書に出会う前、「天は自ら助くる者を助く」と言う有名な言葉は聖書からの引用だと思っていました。しかしこれは19世紀後半に活躍したイギリスの作家、サミュエル・スマイルズの「自助論」に出てくる言葉です。そしてこの言葉は聖書の教えとは異なります。

聖書の教えでは、神に信頼するものに天は助けを与えるとなります。最初に神への信頼があり、その信頼があって行動することと、神より自分が先に出て行動することとは違います。

旧約聖書にはヤコブという人が出てきます。ヤコブという名前は「押しのける者」と言う意味で、彼が生まれたその時から双子の兄を押しのけて母の胎から出てきたことに由来します。

ヤコブはその名のごとくに他人を押しのけて自分で自分を助ける人でした。神の預言によりヤコブは、次男でありながら父の家を継ぐことになるはずであったのに、自分から兄の長子の権利を奪い、反感を買います。そして父が家督を譲る儀式の際には兄より先走って父から祝福を授かり、兄に殺されそうになります。

おじのところに逃げたヤコブはここでもひと悶着を起こしますが、全ての問題は彼が自分で自分を助けようとしたことが原因です。

神は私たちが神に心を向けない間中、私たちとそっくりな人を回りに送り、私たちが神を求めるように忍耐されます。

おじのところにいた時のヤコブもそうでした。彼は神さえも押しのけて自分の道を切り開こうとしましたが、彼とそっくりのずる賢いおじが彼を悩ましました。

ヤコブは後に故郷に帰ろうと決意します。故郷には兄が待っています。ひょっとしたら殺されるかもしれません。そこで彼は自分の羊たちを二つの群れにして進ませ、自分は一番安全な最後尾を進みました。それにも安心せずに、彼は野営をする際に自分の二つの群れに川を渡らせ、自分ひとりは川の手前で野営しました。たとえ兄が軍隊を連れて襲ってきて川向こうの自分の財産が奪われても、自分は命からがらでも助かると思ったからです。ここでも自分で自分を助けようとするのみで、神の助けを第一に求めませんでした。

ところがその夜、ヤコブは神の使いと戦う羽目になりました。この使いは受肉前のイエス・キリストであるとも言われています。

神の使いはヤコブに自我を捨てさすべく戦いますが、余りにもヤコブの我が強いのでとうとう夜明けになりそうになりました。そこで神の使いは彼が自ら我を捨てないと判断し、彼の腿のつがいを打ちました。このことによってヤコブは強制的に無力になり、自分で自分を助ける努力ができなくなりました。

この一夜の戦いは、ヤコブと神の使いとの祈りの戦いとして理解できます。ヤコブはとうとう神によってへりくだらせられ、神から祝福を願う祈りをしました。

夜が明けて彼は現実に直面しなければなりませんでした。兄が400名の人数で彼を迎えに来るというのです。

しかし神との関係を築いたヤコブは昨日までの「押しのける者」ではなくなっていました。彼は自分の現実から逃げることをせず、群の先頭を歩いて行き、片足を引きずりながら兄と対面したのでした。

彼が殺されるかもしれないと思っていた兄は喜んで彼を歓迎し、兄弟は感動的な対面をすることができました。

神を押しのけて自分を助けようとするヤコブの姿は、現代人の姿とオーバーラップします。私たちは神を無視して自助努力をしますが、常に不安に陥ります。神を押しのけたこのような自助努力を、聖書は「肉」と表現します。イエス・キリストはいのちを与えるのは神であって、肉は何の益ももたらさないと教えます(ヨハネ6章63節)。

ヤコブが神に出会って大胆さを得たのは、神が与えるいのちに触れたからです。このいのちは私たちを大胆に行動させます。

私たちに必要なのは神無しの努力なのではなく、神に出会っていのちを受け、大胆に行動することなのです。

あなたもこの神に出会っていのちを受け、大胆に行動する者となってください。

あなたがキリスト者なら、この方のいのちをさらに豊かに受け、大胆に行動して行きましょう。この方が私たちの道であり、真理であり、いのちなのです。

あなたが未だこの方を受け入れていないのなら、今すぐにイエス・キリストを信じ受け入れることを強くお勧めします。神無しの努力は終わりにして、いのちの中に入ってください。

今日もこのブログを訪れてくださり有り難うございます。

皆さんの上に私の愛する神、主イエス・キリストの豊かないのちが降り注ぎますように。


神と人の本当の関係.WAV




(「あなたが救われるためには?」:http://kirisutoinochi.seesaa.net/article/114496759.html




posted by モトイ at 13:00| 千葉 曇り| Comment(14) | 細き御声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
押しのける者…ヤコブ

モトイさぁん、旧約の中に出てくる人たちの名前ってその意味が面白いというか不思議というか…

え”、一生その意味の名前で呼ばれちゃうの?!とか思う人もいたりして…

日本人にはまことに不思議なことです。
大体は良い意味の名前しかつけないものね。

ヤコブのお話とずれてしまってスミマセン。。。

Posted by るちゃん at 2009年11月09日 21:50
こんにちは
こちらでは、ゆったりモ〜ドでいきます*^^

さて、教会の兄弟で なんと 8人兄弟(姉妹も2人含まれますが)がいます。
マテウス(マタイ)、トーマス、サムエル、
。。。そして 一番したの息子さんの名前が、
ベンヤミンです〜

さすがに、この子で最後と 思ったのでしょう。。(ちゃんちゃん)


ヤコブ、イスラエルの長と。
12人の息子たち。。 ものすごい
ドラマですよね。。 かの家族の物語は
学ぶべきところが とても多いですね。
Posted by サマリア人 at 2009年11月09日 23:20
こんばんは
ヨセフとヤコブ、自分の今までのイメージとぜんぜん違っていて打ち砕かれました。記事の視点、面白いですね(というか自分が勉強不足なだけか)
ヨセフは立派な人かと思っていたのに、こずるい精神を発揮した挙句にうじうじ後悔するし、ヤコブは最後までずるさでうまく立ち回った憎たらしい人かと思っていたのに実はいろいろ苦労した挙句に最後はへりくだった人だったわけですし・・・。
何だかまるでどちらも今の自分と重なって見えてしまいますね。

ところでやっぱり洗礼受けることにしました(まだ打算的なところがない訳ではないですが・・・)
希望を出したところ、会社で早速不幸ごとが・・・
何だか見透かされて試されている?ようです
Posted by たろ at 2009年11月10日 00:07
るちゃんさん、サマリア人さん、たろさん、いらっしゃい。

聖書は何度読んでもその時その時で語りかけがありますよね。そこが普通の書物と違うところ!祈りつつ聖書を読むことは、神様との手紙のやり取りと同じです。生ける神は今日の私に語ります。だから聖書は大好きです。

サマリア人さん、遅まきながら、おじ様のこと、心の寂しさを共有いたします。でも自分を責める必要はまったく無しです。主はそれでも正しい方です。私たちは弱くとも、主は絶対に善い方、正しい方です。

この思いは私が兄の死から立ち直った時に強く思わされた主への信仰です。もし主がお望みなら、今この瞬間にも強制的に世界中を福音化できます。でもそれをなさらないのは、それよりももっと素晴しい計画があるからです。

主は絶対に正しいです。私もそれで平安です。

たろさん、洗礼を決意されたそうで!素晴しい!
会社での不幸ごとはいつでもあるはずです。注目すべきは主の与える恵みです。サタンは姿を隠しますが、最も嫌がることは人が主イエスに向き直り、自分に脅えなくなることです。さらに無視され、イエスの御名で軽くあしらわれると非常に悔しがるそうです。無知なのは危険ですが、注目しすぎるのは惑わしにあいます。サタンの思う壺にならないように、主が下さる小さい恵みにも感謝しましょう。絶対に世界が変わります。期待してください。

祝福を受けたクリスチャンのおうちには、時々子沢山のおうちがありますね。主の祝福を体現しているようで、微笑ましいです。

でも名前をつけるとしたら私なら、せっかく漢字圏に居るんだからただ聖書の名前のコピーではなく、「聖なり」と読める「聖也」(せいや)とか、「唯一」と書いて「ただひと」とか、なんかそんな工夫をしたいな。
Posted by モトイ at 2009年11月10日 06:26
わ〜い、たろさんが洗礼を受けるですって!!

∋(。・"・)-†.:*・゚☆祝☆゚・*:.†-(・"・。)∈

嬉しいなったら嬉しいな〜
るちゃん、踊っちゃうよぉ。。。

心からおめでとうございます。
主の祝福をいっぱい受け取ってくださいネ!

┌|≧∇≦|┘└|≧∇≦|┐┌|≧∇≦|┘


この前、地元教会に新しい親子がいらっしゃいました。息子さんの名前が「ヨシアキ」字は知らないですが、ママに「あの息子さんはヨシアキさんだってよ」って言ったら

「え、ヨシュア記?」と真顔で言われた。。チャンチャン(>▽<;;

サマリヤ人さん、るちゃんが初めにお世話になってたドイツ人宣教師のお子さんもマティヤス君でしたっけ。
弟はトビーヤス君、こちらも意味があるのかしら?

るちゃんが一緒に洗礼を受けた男の子はペーター君でお父さんに「お前は日本では岩男だな」とか言われてた(笑)

モトイさん、ネコにはズバリの名前でいいよね〜

サムエル&リベカの事を教会で言うと「え、イサクにすれば良かったのに」とか言われるけど…ムリだよ
そういう計画じゃなかったから〜

Posted by るちゃん at 2009年11月10日 09:25
モトイさん

ありがとうございます。
主は 絶対に、正義の方であり、愛のあふれる
憐れみのある方である。。
ほんとうに、それが慰めです。。

私の教会の 長老さんも、 たとえ 福音をしらなくとも、 主はときに死を迎える人に 直前に 現れることもあることを信じている。。 とおっしゃってました。
確かに、臨死体験のひとで、黄泉?をみる方もいますよね。。 イエス様?か天使のようなものを
夢か臨死中にみることもあるようですし。。

主にあって、希望を持ちたいです。

たろさん

お久しぶりです。(^^)
洗礼受けられるのですか!! おぉ〜〜 
私もうれしいですよ〜

いまの気持ち、不安も含めて 今までの 信仰への迷いや神への感謝。。もすべて
主が一番 ご存知で 喜んでいらっしゃると思います。(^^)v

洗礼は、信仰の分かち合いの表明 ですから。
イエス様を既に 信じていらっしゃるというだけで、もう星の数ほどもいるアブラハムの子ですよ〜!!

交わっている 教会の皆さんに、
知らせるという意味で、洗礼って
たろさん自身だけでなくて、教会の仲間にとっても とっても うれしいことなんですよね。
私のときも、みなさん 本当に喜んでくれました。まるで 誕生日パーティ〜、いや
結婚披露宴みたいなかんじですね。
ひとりじゃなくて、主と2人三脚?で 歩むのですから(^^)

るちゃん
ペーター 岩男。。 ブラック ジャック??
全巻持っていたりします。。 手塚さんは
天才ですね〜 好きです。

トビーヤスも 神はよい方である。神は憐れみ深い という いみですよ〜。
あと、 外典?文学?として扱われる トビト書がありますね。。 かれも TOBIASのようです。
わたしは、外典はドイツ語でしかもってないのですが。。 よんでません(汗汗)

Posted by サマリア人 at 2009年11月11日 02:05
 たろさん、洗礼を受けられるのですね、私も皆さん同様に喜んでいます、そしてたろさんの歩みが祝福されますようにお祈りします。

 会社では色々トラブル続きですよ、また今週二人分の仕事をしなくてはいけません、同じ給料なのにね、売り上げも毎月前年度割れが続いて冬のボーナスがピンチです。
イエスさまの再臨が希望ですね。
Posted by バルナバ at 2009年11月11日 05:44
るちゃんさん、サマリア人さん、バルナバさん、いらっしゃい。

私も自分の洗礼の時にみんなが喜んでくれたなぁー。私としてはどうしてみんながそこまで喜べるのか不思議でしたが、今は良ぉっく分かります。

私は色々な人を見てきた実感として思うのですが、洗礼を受けると受けないのとでは、たとえ信じていても大きく違うと思います。恐らくそれは、本人の決意もあるでしょうが、霊的な何かがガラッと変わるのだと思います。

世には艱難は常にあります。でも主イエスが希望です!この希望を見つめることが力になります!
主は素晴しい!ハレルヤ!
Posted by モトイ at 2009年11月11日 06:26
こんにちは
るちゃんさん、サマリア人さん、バルナバざん、モトイさんみなさんありがとうございます。
自分はまだ今ひとつピンときてないところもあるんですか、なんとなくここらでふんぎりつけなきゃ、と思いまして。
そうですか、周りの方にとってもうれしいものなんですね。こちらは多少きはずかしいかな。
モトイさんお仕事上向いて良かったですね。バルナバさん今はどこも厳しいですね。こんな環境の中でも平安と喜びがあつたらというのが洗礼を受けるにあたっての〔打算的な?)希望でもあります
るちゃんサマリアさんもいろいろと試練をうけられたみたいですね。平安が豊かにあると良いですぬ
Posted by たろ at 2009年11月11日 07:54
サマちゃま (こう呼んでもいいかな?)

>ペーター 岩男。。 ブラック ジャック??
>全巻持っていたりします。。 手塚さんは
>天才ですね〜 好きです。

ぅお〜ん、このくだりがわからない(T△T)
なに? いったい何のこと??

バルナバパパ (こう呼んでも…いいわけないよね)
…これじゃ、バーバーパパじゃん(-"-;A ...

お仕事が厳しいようですね。。。
一人で二人分の仕事量では体もキツイですね。
最近聞いたある方の証しで「職場を祝福します」って毎日祈ったそうです。

そうしたら、最初は社内で一番売上の悪かった部署がいまではトップになったって!
他の部署では賃金カットが始まっているのいその方の部署ではカットないのだそうです。

この方は二年間も自分の会社や部署の祝福をずっと祈ってきたそうです。

るちゃんも以前の仕事が残業三昧でキツすぎて倒れて辞めたんですが、こういう祈り方を知っていたら違っただろうに、と今さら思っています。


Posted by るちゃん at 2009年11月11日 10:04
たろさん、るちゃんさん、いらっしゃい。

たろさんの周りも、たろさん以上に喜んでいるかもしれませんが、お気になさらずw。人の洗礼のほうが嬉しいもんですw。

祈りは大切ですねぇ〜。この不況下にあっても祝福を受けるのは、やっぱり祈りですね!

主イエスは今日も素晴しいです!
Posted by モトイ at 2009年11月11日 12:58
るちゃん

まちがえちゃった
手塚治さんの マンガ ブラックジャックの
主人公の 本名なのですが、
間 黒男  だった。。 岩男とかんちがいした〜〜 なんとなく、命を助ける医者。。
と イエス様のイメージがだぶってしまったのです。  

サマちゃまか、いいですよ。
むかしの おぼっちゃまくんみたいですね〜
(また、たとえが、いまいちか。。。)
クリスチャンのくりが、栗になってしまう。。
*むか〜し テレビで、数分 みたことがあるだけですよ〜  いいわけしてみる、、、

でも、ばるなばぱぱ、バーバパパ かわいいかも。。 (^^)
Posted by サマリア人 at 2009年11月11日 14:59
☆サマちゃま(*^^)v

>間 黒男 

あっははははははははははははははははははは

なんだこれは〜?

まっくろおとこ?γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ
Posted by るちゃん at 2009年11月11日 22:48
るちゃん
おもしろすぎ。。(^^)+

はざま くろお です〜〜
まっくろおとことは〜〜

その発想が。。すばらしい。
お笑いセンスありますね。。
Posted by サマリア人 at 2009年11月12日 21:20
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: